PROGRAM.C011

映画批評シネオジ・ボクシング映画の傑作「BLUE/ブルー」を観て、人間の実存について考える!

今回は、松山ケンイチさん主演/吉田恵輔監督によるオリジナル脚本の、ボクシング映画を評論!「この映画こそ、不要不急でない人間の実存を描いた映画だ!」「実は『ミリオンダラー・ベイビー』と同じテーマが?」などなど。コロナ禍を生きる日本人に問いかけたい名作!
新レギュラー・エノサワくんを迎えての二回目のシネオジ。是非、お聞きください!

「オリジナル脚本の映画なのに、すごく楽しめる作品だった!」

「エノサワさんは、スポーツ選手の手記なども読んだりする」

「ボクシング経験のある監督によるリアリティのあるボクシング描写」

「柔道経験のあるエノサワさんも、その時の先輩を思い出した。」

「なぜそれをするのか?なぜ人間は生きるのか?というテーマにつながる」

「誰からも求められていないボクシングを続ける松山ケンイチ。しかし、彼はそれさえあれば生きていける」

「自分の命に替えても試合に望みたい東出昌大さん演じるボクサー」

「不要不急と言われると、真反対の事に突き進むボクサー達」

「ミリオンダラー・ベイビー(クリント・イーストウッド監督)も、同じテーマを描いている」

「ミリオンダラー・ベイビーより「人は死ぬ。毎日、床掃除や皿洗いをして。そして人生を後悔しながら最後を迎える。マギーに悔いはない(モーガン・フリーマン)」」

「ラストシーンは、松山ケンイチ演じるボクサーの生き方そのもの」

「ノーベル賞作家アルベール・カミュの「異邦人」」

「『シーシュポスの神話(カミュ著)』「頂上を目がける闘争ただそれだけで、人間の心をみたすのに充分たりるのだ。いまや、シーシュポスは幸福なのだと想わねばならぬ」=人の実存」

「映画「あの頃」で、ハロヲタに追っかけをする事自体が、彼らの生きる実存でありすべて=不要不急でない」

「家でステイホーム場合じゃねえぞ!生きながらだけなら動物と同じだ!実存を感じるため、街へ出よう!」

「高橋がなりが、スカイダイビングに投資して欲しいという女の人のエピソードを思い出した!」

「緊急事態宣言で、東京の映画館が閉じている、、」

「映画館でクラスターが発生した事なんかないのに、、」

「戦場のメリークリスマスのリマスター版が公開!」

「ナカノさんから『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のご感想のお便り」

「シン・エヴァンゲリオンでの「①家庭を持って子供を育てる②地域貢献をする」という「大人の条件」に、家庭を持たず、仕事も「あくまで娯楽作品を作る」という自分とのギャップ」というナカノさんの独白に対し。」

「東田 直樹さんの「僕が跳びはねる理由」より。NHKのドキュメントより」
「僕は、人の一生はつなげるものではなく、1人ずつが完結するものだと思っています。僕は、命というものは大切だからこそ、つなぐものではなく完結するものだと考えている。命がつなぐものであるなら、つなげなくなった人はどうなるのだろう。バトンを握りしめて泣いているのか途方にくれているのか それを思うだけで、僕は悲しい気持ちになる。人生を生き切る。 残された人はその姿を見て、自分の人生を生き続ける。(東田 直樹)」


「BLUE/ブルー」

「ヒメアノ~ル」「犬猿」の吉田恵輔監督によるオリジナル脚本で、ボクシングに情熱を燃やす挑戦者たちの熱い生き様を描いたドラマ。ボクサーの瓜田は誰よりもボクシングを愛しているが、どれだけ努力を重ねても試合に勝てずにいた。一方、瓜田の誘いでボクシングを始めた後輩・小川は才能とセンスに恵まれ、日本チャンピオンに王手をかける。かつて瓜田をボクシングの世界へ導いた初恋の女性・千佳は、今では小川の婚約者だ。強さも恋も、瓜田が望んだものは全て小川に奪われたが、それでも瓜田はひたむきに努力し続ける。しかし、ある出来事をきっかけに、瓜田はこれまで抱えてきた思いを2人の前で吐露し、彼らの関係は変わり始める。松山ケンイチが主演を務め、後輩ボクサーの小川を東出昌大、初恋の人・千佳を木村文乃、新人ボクサーの楢崎を柄本時生が演じる。

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